甘露梅(小田原) ~盛月堂~

2019年4月12日

「別メーカーのと食べ比べる必要があるよね」と家人に言われた甘露梅、早々に買ってみました。

盛月堂の甘露梅

盛月堂さんの本店は風祭の方にあるらしいですが、筆者は小田急小田原駅改札正面のOdakyu OX MARTで購入しました。駅南口の「まると」さんでも売ってます。

12個入りは意外と迫力。残念ながらこれより小さな包みの商品はなく、おみやげ用途ではない、少人数家庭での普段食い需要には合わないかなあ…。

さて、感想ですが。

紫蘇に甘さはほぼなく、風味に梅を感じるが「酸っぱい」というよりは「しょっぱい」。餡子は正栄堂さんの甘露梅よりむしろ甘い。そしてこちらの求肥は白くて薄い。家人がもっと厚めでも良いと言うくらい。

正栄堂さんのが「紫蘇甘め、餡子は気持ち甘さ控えめ」、盛月堂さんのが「紫蘇はしょっぱく、餡子は甘く」って感じでしょうか。どちらもバランス取れてると思います。ただ、好みは盛月堂さんかな。正栄堂さんのは、中年には甘すぎて…。

小田原の甘露梅に何が?

検索してみると、小田原にはあと2店、甘露梅を作っていたところがあった模様です。

駅南口と、駅ビル「ラスカ」に店舗を持つ「ちん里う」は、今でも梅を使った商品を数多くラインナップしており、10年前くらいのブログ記事とかにはオリジナルの甘露梅を紹介したものも見受けられます。が、現在は店頭で発見できませんでした。HPにも載っていないので、作るのやめてしまったんでしょうか?お菓子職人さんが引退されてしまったとかですかね…。

そして「松坂屋」さんは、駅からちょっとだけ離れたところ(とは言え目抜き通り沿い)に店を構えてらしたようですが、なんと昨年2018年に閉店されたそうです。

観光客の減少に伴う売り上げ減や職人の後継者不足、という理由なのでしょうか、扱うお店が減ってしまうのは残念ですが、なかなか珍しい「あまじょっぱいお菓子」、長く残ってもらいたいものです。