auのプリペイド携帯の移行先を検討しよう ~ソフトバンク・シンプルスタイル編~
以前、「auのプリペイド携帯サービス「ぷりペイド」が2021年12月で終わってしまう。義母に持たせて便利に使っているので代替案を探さねば」と記事にしました。
が、auからはいまだに何の音沙汰もない。やっぱりプリペイド携帯は儲からないからやめちゃうのかな~。…と言ってても始まらないので、真剣に移行先を検討してみました。まずは3大キャリアの一角、ソフトバンクです。
シンプルスタイル(4Gケータイ)とは
ソフトバンクは以前から「シンプルスタイル」という名称でプリペイド携帯電話サービスを提供してきました。3G停波とともにプリペイドを止めてしまうauとは逆に、「シンプルスタイル」はいち早く4Gケータイ・スマートフォン用を用意しています。ここでは義母に持たせる用にスマートフォン用は除外し「シンプルスタイル(4Gケータイ)」に絞って話を進めます。詳細はソフトバンクでご確認ください。
通話、SMSは使える?
サービスの名称に「4Gケータイ」と付いているので通話はできると思いますが、SMSやメールはできるのでしょうか?シンプルプラン(ケータイ)専用料金プランページを確認してみましょう。
通常の「料金プラン」内にSMSについての言及なし。ってことは申し込みしなければ、SMS送信はできないのでしょうか(調べきれませんでした。使用している方のコメントをいただきたい…)。下の「シンプルスタイル(4Gケータイ)専用パケット定額サービス」の「対象となる通信」にSMSの記載がありますが、欄外には何やら注意書きが。
他社向けのSMS送信はご利用いただけません(SMS受信は可能です)。
auのぷりペイドだってau宛てCメールしか送れないんだから、これは同じなんですけどね。けど今の時代、自社だ他社だっていうのはどうなんでしょうね。他社向けに料金たくさん取るぜってんならまだわかりますが、まったく送れないってのはねぇ…?
で、SMSにしろeメールにしろ使用するには、「シンプルスタイル(4Gケータイ)専用パケット定額サービス」300円/30日を申し込む必要があるってことですね。
利用有効期間は?
プリペイド携帯電話は料金をチャージし、そこから利用料金を差し引いていきますが、チャージ残高が残っていても一定の期間を過ぎれば「着信しかできない」状態になったりします。シンプルスタイルはどういう仕組みでしょうか。
シンプルスタイルの「利用有効期間」は、
- 携帯電話を買ったときに10000円チャージすれば120日(約4か月)
- 上記以外のチャージはすべて60日(約2か月)
となります。ただ「シンプルスタイルご利用ガイド」には
プリペイドカードを複数枚登録すれば、利用有効期間が1枚につき60日間加算され、最大360日間まで利用有効期間が延長できます。
とありますので、auのぷりペイドとほぼ同等の利用可能期限にすることも可能なようです(auのぷりペイドは10000円チャージすると365日利用可能)。一気に360日有効にしようとすると、携帯購入時のチャージ10000円(120日有効)+チャージ3000円(60日有効)×4=22000円必要となると思われます。
ちなみにぷりペイドのページによると、ぷりペイドカード(チャージ金額)と利用可能期間の一覧は以下の通り。
結局、「シンプルスタイル(4Gケータイ)」は使える?
我が家の、
- 義母に持たせる(義母が自身で残高の管理などしない)
- 利用可能期間が365日ある(義母へのお年賀代わりに残高をチャージする)
- auにSMSが飛ばせる(eメール移行も視野に入れているのでこれは必須ではないが、可能であれば)
という要件を満たせるかという基準だと、「シンプルスタイル(4Gケータイ)」は正直「問題外」ですね。
我が家要件を抜きにしても、利用可能期間が事実上2か月しかないので、2か月ごとに3000円は課金が必要。それを忘れると着信はできるけど発信はできないので焦ることでしょう…。ですので自発的に2か月ごとの課金イベントを管理できる人でないと厳しそう。
そして、自分から発信しない完全な着信専用として使うにしても、年間維持費に18000円かかる、というのは果たしてお得なんでしょうか?「自発的に」できる人なら、スマホにデータ通信SIM入れてメッセンジャーアプリの無料通話、で18000円よりローコストにやっちゃうよねきっと…。
というか、auぷりペイドがお得すぎるってことなんでしょうね。通話とCメールのみとはいえ、年間1万円、月800円ちょっとで維持できるってことですもんね。逆にシンプルスタイルくらいの料金設定でやらないと儲けが出ないってことなんでしょうね。ううむ。
auぷりペイド代替案探しはまだ続きそうです…。
追記
代替案を検討しました。→「0sim」はサービスを終了しますので以下の記事の内容は無効となります。
さらに追記
各社の月額「ケータイプラン」と比べてみたら、あれっ「シンプルスタイル」案外お得なんじゃね?という記事を書きました。
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