冷却水(クーラント)の処分には100均グッズを使うのが便利

2021年11月1日

冷却水交換してますか

突然ですが、バイクのオイル交換、してますか?
廃油、どう処分してます?

大体の人はたぶん「ポイパック」(廃油処理箱)とか使ってますよね。オイルを吸わせたり固めたりして、燃えるゴミとして廃棄できるようにするものです。

ところで、バイクの冷却水の交換、してますか?
抜いた冷却水、どう処分してます?

ただの水じゃなく、いろいろな成分が含まれているので下水に流しちゃ駄目😫ですよ。
だからと言ってGSとかに処理をお願いするのも億劫…。


廃油処理箱みたいに、固めて燃えるゴミに出せるようにするものがあればいいのに!

水を燃えるゴミ化

冷却水は成分的にはオイルではなく「水」ですから、「ポイパック」は使えない。
オイルではなく水を固められるような商品があれば、燃えるゴミに出せますね。
高分子吸収体」「高分子ポリマー」のようなものが「水分を吸収して固める」素材のようですが、そういうものを使った商品はないでしょうか。

昔から「紙おむつがいい」ってのはよく言われている話らしいのですが、赤ちゃんがいるご家庭以外にはなかなか敷居が高い商品です。1枚単位で売ってないし、1包装買ってしまったら余りが無駄になってしまう。

庶民の強い味方である100均(100円ショップ)ですが、残念ながら赤ちゃん用の紙おむつはないようです。
ですが介護用品として「高齢者用尿取りパッド」というものがあるんです。要するに成人用紙おむつですね。
早速買って試してみましょう。

紙おむつで冷却水を吸収

ダイソーにあった、この商品を使ってみます。
いろいろ種類はあったのですが決め手は「尿吸収量」。
この商品は500ccが4枚入りで、合計2L。いおぶろぐのバイクは250ccで冷却水の量は1.3L。吸収量としては十分足ります。
商品によっては吸収量も少ないし1包装が2枚セット、のようなものもある中、今回は吸収量で選んでみました。

実際にやってみる

まず、普段使っているオイル受けにビニール袋を被せます。飛んでいかないように、端はガムテープで止めました。

その中に、尿取りパッドをまず2枚敷いてみます。

で、抜け出た冷却水がビニール袋を外さないような位置にオイル受けをセットし、ドレンボルトをいざ外す!

おお~パッドの色が変わってる…水分を吸収しとる!

いおぶろぐは冷却水は透明なものを使っているので、この程度の緑色への変化ですが、緑色のクーラントを使っていれば、もっと濃い緑色に変色することでしょう。

ただ、オイル受けの奥をよく見てもらうとわかるのですが、ビニール袋から外れた冷却水が溜まっちゃってます。
冷却水はオイル受けに溜め、尿取りパッドを敷き詰めたビニール袋に改めて冷却水を移し替える、という方法の方がスマートだったですね…。

結局、オイル受けからビニールを外し、オイル受けに溜まった冷却水をビニール袋へ移し替えました。

その際に1枚尿取りパッドを追加したので計3枚使用しましたが、一番上の3枚目の吸収量はご覧の通りまだ余裕がありそうです。
余った4枚目の吸収面で、オイル受けに残った冷却水の水滴をふき取り、これもビニール袋へ投入。

液体が残っていない(=吸収されている)ことを確認し、このままビニール袋の口を縛って燃えるゴミへ出し、問題なく回収されたことも確認しました。

(ビニール袋は居住されている自治体指定のものをお使いください)

まとめ

冷却水の処分はこれで十分。

というか、カー用品店やバイク用品店がこういう商品を在庫し、この方法を推奨すべきでは?というくらいラクで手軽な方法です。

…冷却水の交換はオイル交換と比べれば圧倒的に頻度が少ないため、ポイパックのような専用商品にはなりづらい、というのはわかるんですがね…。

みなさんも、冷却水を交換する機会があったらぜひこの方法を試してみてください。

他にも使えそうなグッズが

ところで100均には最近「防災用トイレ」もありますね。(例えばこんな↓)

粉末状の商品を水分に投入することで水分をゲル状にし、燃えるゴミに出せる状態にしてくれるらしいので、今回の「廃冷却水を固める」という目的には合ってます。
100均では(トイレとしての)1回分単位で売っているんですが、対象となる水分量は、1包あたり400ml程度とのこと。
250ccクラスのバイクの場合、冷却水は1.5L程度と思われるので、必要なのは4包で、つまり440円かかることに。


だとしたら今回の「成人用紙おむつ4個セット」なら1個、110円で済むので、こっちの方がコスパはいいですね。
とはいえ粉末状の商品の方が分量が調整できたりするので、それにメリットを感じられれば、試してみる価値はあるかもしれません。