600円弱/月 で持てるケータイプランが出たぞ! ~OCNモバイルONEの500MB/月(新コース)~

2022年1月20日

義母に持たせていたau「ぷりペイド」携帯電話が3G停波によってサービス停止するので、出来る限り低廉な移行先を探す旅を、ここ2年くらい続けていました。
そしてその旅は、(高齢者が使うのであれば)auのVKプランS(N)がおそらく最安であろう、という結論で幕を閉じました。

その流れで、いおぶろぐは今でも安価な「音声プラン」(≒ケータイプラン)にとても興味があります。

NTTグループ会社でないと出てこない、とんでもないプラン

そんな2021年末、MVNOであるOCNモバイルoneが「ドコモのエコノミーMVNO」を名乗り、ahamoよりさらにリーズナブルを求める客層(≒高齢者)の取り込みを開始。

お値段、なんと音声SIMで550円(税込)/月。

もしかしてこの値段だと、auのVKプランS(N)より安くできるのでは?
気になったのでシミュレーションしてみました。

料金シミュレーション

条件は、「ぷりペイド移行先検討」でやっていたものと同じにします。
すなわち「高齢の義母に持たせる」用途で受信が多め(だけど発信もある程度する)というものです。

  • 発信:5分×4回
  • SMS:10通
  • ユニバーサル料:5円(多めに仮定)
プラン名基本使用料等通話料SMS送信料ユニバーサル料等合計料金(税込)/月年間総額
au・
VKプランS(N)
9983051,13713,644
OCNモバイルONE・
500MB/月(新コース)
5002003058099,708
基本使用料等、通話料、SMS、ユニバーサル料はそれぞれ税別です。

年間総額1万円切りキターー!😍

解説(OCNモバイルONE)

音声SIMの基本使用料が550円(税込)/月と、楽天を除けばおそらく最安であること。
しかもその料金に10分の無料通話分を含んでいること。
そもそも通話料が11円(税込)/30秒、とMVNO含めた多くのキャリアの半額であること。

これらの要因により、上記シミュレーション条件下でも年間1万円を切りました。

さらに、ひと月の通話を10分以内に収めれば、税込600円弱、年間8000円で運用するのも不可能ではないと思います。

その上、高齢者が使う率が高いと思われるフィーチャーフォン(ガラケー)にも公式で対応しています。

ソフトバンクのプリペイド「シンプルスタイル」や、かつて存在した0SIM(nuroモバイル)などをも凌ぐ、 最強の着信専用SIMが誕生しました。

ただし唯一の弱点は「支払い方法がクレジットカードのみ」ということ。
高齢者だとクレカを持ってない方も多いでしょう(いおぶろぐの義母もそうでしたし)。

とはいえこれは、他の家族が契約者となることで回避できるので、さほど大きな問題ではないかもしれません。

解説(ライバルキャリア)

いわゆる「電話」を使わず、LINE電話などの「ギガを使う」通話のみとし、それも1GB/月以内に収めるならば、真の最安王は楽天モバイルです。ほぼ0円運用も夢じゃない、ということはかつて記事にしました。

ですが、
フィーチャーフォンに対応していない
支払方法がクレジットカードのみ

ですので、万人向けか?と問われると、感度の高い若い方向けと言わざるを得ません。

続いて、auのVKプランS(N)。

メリットとしては、
無料通話が最大27分ぶん付いている
留守番電話に追加料金がかからない
支払方法にクレジットカード以外(口座引落)を選べる

といったところでしょうか。

デメリットとしては、
(素の状態では)ギガが使えないので、マジで電話としてしか使えない
ってところです。
緊急時にはちょっとLINEもしたい、みたいなことはできません。…もちろん公衆wifiとか使えばできますが、それなら素直にOCNモバイルoneの500MB/月(新コース)を選んでやってください、って話ですな。

まとめ

ドコモで使えるフィーチャーフォンを持っている
クレジットカードを持っている
(または家族が契約する)

上記2点がクリアできる高齢の方なら、この「OCNモバイルone 500MB/月(新コース)」を契約すべきでしょうね。
あるいはあなたが親にどのような携帯を持たせようかと悩んでいるなら、このコースはかなりいい料金プランといえるでしょう。

追記

残念ながら、よりお得と思われるプランが発表されました…