骨董PCのCPUを換えてみた話

2020年1月25日

いおぶろぐの使っているPCは2010年だかに揃えた自作PCです。作業自体に遅さは感じていなかったのですが、起動時のHDDアクセスが遅すぎる!と一念発起し、SSD化およびWindows10化して爆速化(※個人の感想です)されました。

そのうち家人が週一でリモートワークすることになりました。CPUパワーをがっつり使う作業ではないものの、Adobe Illustrator なんかを使って作業します。将来的には「遅い」と言われるようになってしまうかも…と、またまた一念発起。今度はCPUを換えてみることにしました。(実はもう半年前の話ですが)

マザーボードは?

先の記事でも触れていますが、骨董PCに入っているCPUは AMD Athron II。それを動かしているマザーボードは MSI 785GM-P45 というもの。

グラフィックはオンボード(RADEON HD 4200)で、当時でもだいぶリーズナブルなラインの商品でした。CPUソケットはSocket AM3。なのですがTDPが95wまでとなっているので、それに対応したCPUを選ぶ必要があります。

CPUは?

Socket AM3 に入るCPUでTDPは95w、かつできるだけ速く、できるだけお安く入手できるCPUは…と検索してみたところ、AMD Phenom II X6 1065t というCPUがありました。6コアっすよ6コア!!!

…いやいやコア数が多けりゃ速いってわけじゃないことくらい知ってます。ので冷静に数字で判断しましょう。というわけでPassmarkのベンチを見てみると5024。i3-4160 とか i3-7100T とか、i5-2405S とかを少し下回るレベルです。古めのi3なら、ノートPCだったら普通に狙って買うレンジだわ。というわけで、Phenom II X6を狙うことにしました。

参考までに、今までのAthlon II X2 250 のPassmarkベンチは1738。Phenomだと3倍になるのか…。

メモリは?

実はSSD化した先の記事のあと、メモリを追加しています。Windows7時代は4GBでしたが、今回+8GBして、合計12GBになってます。

もともと2GB×2が刺さっていた写真の手前側、黒いスロットに4GB×2を追加し、785GM-P45のメモリスロットを使い切ってしまいました。そもそも上限16GBなんです…。

換装、そして感想

ヤフオクには当該CPUは潤沢とはいえませんがボチボチ出品されていて、まあ納得できるお値段(具体的には6000円くらい)で入手することができました。別途CPUグリスも忘れずに購入。

CPUファンを取り外すときにちょっと苦戦したけど、まぁまぁ普通に外して取り付けました。もちろんグリスの塗布も忘れずに。

はい来ました!Phenom II X6 がWindows10ですよ!!!!! …いやそう言うほどAMDに思い入れはないですが。

で、実感なんですが…正直あまりわかりません。「Athlon II」「Phenom II(しかもメモリ増強)」という2台のPCを並べて比べれば使用感に違いがあるかもしれませんが、正直SSD化のときの爆速化インパクトには勝てない気がします。

そもそもがPhenom II自体がすでに10年前のCPUなので、逆にこれは10年前のマザボ+CPUでも現代においてそこそこ使い物になる、という風に楽しむべき事例なんだと思います。

ベンチマーク

CPU単体のベンチだけではなく、実際の環境としてのベンチマーク値が出た方がわかりやすいですよね。

Windowsエクスペリエンスインデックス:4.6

オンボードVGAなだけあって、やはりグラフィックの値が足を引っ張る結果になっていますね。WEIのスコアは、性能が良ければ良いほど値が大きくなるというわけではないので目安でしかないのですが、その中でもグラフィックがちょっとね…というのがわかりますが、同時に「どうみても性能不足」というほどの値でないこともわかりました。

ちなみにWindows10でWindowsエクスペリエンスインデックスを計測する方法はこちらの記事をご覧ください。

CPU-Z:シングルコア 154.7/マルチコア 802.7

マルチコア値だけ見ると、CHUWI MiniBook より高い値なんですよね(MiniBook は302.6/775.0)。コア数からして違うのでどう評価していいのかよくわからないけど、もっと負けてるかと思っていたので、逆にうれしい。

CINEBENCH:約900

Ranking の下から4番目と3番目ですが、両者の間を取っておよそ900とさせてください。どちらにしろ遅いのは、このマザーボードのオンボードVGAが RADEON HD 4200 であり、Windows10では汎用ドライバで動いているから、というのが大きい気がします。専用ドライバがあればと思いますが、古いものだしそもそも性能が高い商品でもないので仕方ないですね。

ちなみに一番下の値は、CPU交換直前…つまり現在の構成と比べてCPUだけがAthlonだった時に最後に取ったベンチ値です。Passmark値と同様、3倍の開きがありますね。

なお、CHUWI MiniBook での値は562でした。案外勝ってるんだな、骨董PC…。