ドンキのUMPC「NANOTE」は開腹前提で楽しむ大人のオモチャか?
当ブログでも、期待と残念な気持ちが半分半分で何度か記事にしたドン・キホーテの7インチUMPC「NANOTE」ですが、いろいろ楽しい?報告が主にTwitterから上がっているようです。
このNANOTEの正体は、中国企業のODM製品ということのようです。ざっくりいうと「ウチでこういう製品作ったけど小売販路もないから、アナタのブランドの商品として売ってくれていいよ。ご希望に合わせてカスタマイズもするし」ってものですね、ODMって。
NANOTEは、どうやらこちらの「7″ windows pocket PC Yoga like 360 Flip Full metal full lamination」という製品から、さらにキーボードを日本語にカスタマイズしたものに見えますね。1万個で$112ですから、日本に持ってきて箱に詰めて全国に流して、で19800円なら、妥当に思えますね。
ただし、いおぶろぐでも「ライト層しか満足しないスペック(=スペック見ただけですでに使い物にならない)」と記事にした以上の面白い(残念な)展開になっている模様です。…あくまで「NANOTEを物理的に分解して楽しむ」人たち視点の話なのですが。
上記Togetterから抜粋すると、
- ファンレス仕様、熱伝導シートで放熱(GPD Pocket や OneMix はファン付き)
- スピーカーやWifiアンテナ線などが銅板などに噛みこんでいたり、組み立て不良によって裏蓋が浮いている個体がある
- 電源ボタンは残念ながら指紋認証未サポート
- スピーカーは標準状態では配線が逆相になっている(ソフトウェアで戻せる模様)
- OEM元ではスペックシートにLTEとあるが、残念ながら未搭載
- dell 13Q41 アクティブスタイラスペンが認識する模様!…だが線は途切れ途切れで、筆圧も正しく認識されているか不明…
- メモリがリマーク品である可能性が指摘されている
という感じですね。
ファンレスではあるもののファンが配置できそうなスペースがあったり、バッテリ周りに物理的な余裕があるので一回り大きなバッテリも入りそう…とか、USBポートを増設できそうとか、物理的に弄るのが好きな人の心をときめかせるモノではあるようです。
またBIOS設定でCPUのクロックアップも出来そうだし、アクティブスタイラスペンももしかしたらドライバを何かから流用すれば正常に動作するかも…と、ソフトウェア的に弄るのが好きな人の心も捉えているのかもしれません。
ただしTogetterでも指摘されている通り、メモリがリマーク品である可能性が指摘されています。性能の低い粗悪なメモリに、高性能品のブランド名などが刻印されているものですね。
物理的に開腹することを含め、「弄り倒す」ことを前提に楽しむ
ということが(19800円払ったうえで)できる大人であれば、大いに楽しめるマシンであると思います。
ただし願わくば、フツーの人が「UMPCって安物買いの銭失いじゃん」って思ってしまうきっかけがNANOTE、とならないことを祈るのみです…。
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