auのプリペイド携帯の移行先を検討しよう ~MVNOのシェアSIMプラン編~

2020年5月25日

相変わらずau「ぷりペイド」の移行先を検討中のいおぶろぐです。前回は、いわゆる「ケータイプラン」の各社比較をしてみました。結果、IIJmio・ケータイプランの辛勝という結果でした。

ある日ふと「2枚目SIMってどうなんだ?」と思いました。妻はauですが、いおぶろぐ自身はMVNO(Nifmo)であり、車での通信用にデータSIMも「ファミリープラン」として契約しています。同じように、義母向けの音声SIMを安く契約できるようなプランがあったりしないでしょうか?調べてみました。

2枚目SIMを追加する方法

MVNOでいわゆる「複数台回線契約」する方式は、ざっくり「家族会員」「ファミリープラン」的なものと「シェアSIM」「追加SIM」的なものの2方式があります。

家族会員

  • 母が「3ギガプラン」、息子が「6ギガプラン」をそれぞれで契約するという感じ
  • 息子が6ギガを使い切っても、母の3ギガの余りを提供する、ということはできない

シェアSIM

  • 母が「12ギガプラン」を主SIMとして契約し、息子と娘がシェアSIMとして契約すれば、「3人まとめて12ギガ」の容量となる

いおぶろぐ家のような「高齢の親に持たせる音声通話用SIM」としてはギガは関係ないのですが、キャリアのプランとしては上記のようになっています。

そしてこの「シェアSIM」プランで、音声対応SIMをお安く追加できるプランを用意してくれているキャリアがあるのです。見てみましょう。

Biglobeモバイル・シェアSIM

まずはBiglobeモバイルのシェアSIMです。主回線に対し、シェアSIMカード(音声)1枚追加で900円です。

IIJmio・ケータイプランだと920円ですので、それよりも安いということになります。

イオンモバイル・シェア音声プラン

イオンモバイルにも同様に、「シェア音声プラン」というものがあります。そしてこちらは音声SIM1枚追加で700円

Biglobeよりさらに200円安くなっています。

年間料金シミュレーション

というわけで、比較してみましょう。追加SIM側の条件を以下のように仮定します。

  • 発信:5分×4回
  • SMS:10通
  • ユニバーサル料:5円(多めに仮定)
  • 上記合計:835円

主回線の基本料+シェアSIMの基本料・通信料、のシミュレーションです。

キャリア名主回線プラン主回線月額シェアSIM料金通話料等シェアSIM分のみ合計(税込)主回線+シェアSIM月額合計(税込)年間総額
Biglobeモバイル1ギガ 音声通話スタートプラン1400円900円835円1909円3449円41388円
Biglobeモバイル3ギガプラン1600円900円835円1909円3669円44028円
イオンモバイルシェア音声4ギガプラン1780円700円835円1689円3647円43764円

Biglobeモバイルの、主回線1ギガプランが最安となりました。シェアSIM分だけの料金で見るとイオンモバイルの方が安いのですが、イオンモバイルはシェアSIMプランの主回線が4ギガプランからなんです。

主回線の料金込みで最安狙い、かつ主回線のギガが少なくても良いのであれば、Biglobeモバイルの方がお得ですね。

まとめ

イオンモバイルで主回線を持てば、シェアSIM音声回線は月額700円なので、シェアSIM分だけで見ると年間税込10000円以内で維持できることになります。

とはいえ通話料等を含めると10000円は超えてしまうのでauぷりペイドよりはやはり高額です。

でも今までauなど3大キャリアを使っていた人なら、自身がMVNOへ乗り換えをして削減できる月額料を考えれば、むしろ総額では今までより安くなる場合もあるのではないでしょうか?

プリペイド音声SIMにこだわるのではなく、自分自身もMVNOへ乗り換えることも検討してみてはいかがでしょうか。

auからは今さら離れられない!あくまで新規回線追加で!

…という場合は、やはり今のところIIJmio・ケータイプランが最安、ということになりますね…。