マイネオ「マイそくスーパーライト」は最強のガラケープランか?検証してみた

MVNO「マイネオ」が2023年の春商戦に向けて、新サービスをいくつも投入することが発表されました。

当サイトでは、数年にわたって、高齢の親に持たせるような「ほぼ受信専用だけど少しは発信もする」のにお得なケータイプランを調査していますが、そんないおぶろぐの食指が動くプランが、マイネオ新サービスの中にありました。
それが、

マイそくスーパーライト

月額料金(=基本使用料)、ついに

250円!😳

料金シミュレーション

マイそくスーパーライトがガラケープラン的に使って本当にお得か、シミュレーションしてみます。

条件は従来より「ぷりペイド移行先検討」「高齢の親に持たせるケータイプラン検討」でやっていたものと同じにします。
すなわち「高齢の親に持たせる」または「受信中心」用途で「受信が多めだけど発信もある程度する」というものです。
ネットどころかLINEも使用しない、テキストのやり取りはSMS(ショートメッセージ)で、という前提です。

  • 発信:5分×4回
  • SMS:10通
  • ユニバーサル料:5円(多めに仮定)
プラン名基本使用料等通話料SMS送信料ユニバーサル料等合計料金/月年間総額
日本通信SIM・
合理的シンプル290プラン
2904403357689,216
HISモバイル・
自由自在290プラン
2903603356888,256
マイネオ・
マイそくスーパーライト
2508803351,16814,016
マイネオ・
マイそくスーパーライト
(mineoでんわ使用)
2504003356888,256
税込価格での計算です。SMSは70文字までの料金で計算しています。

条件付きながらも同額最安値キター!😜

…とはいえ「mineoでんわ」というアプリ使用での発信、という条件付き。
今までの「高齢の親に持たせるケータイプラン検討」でも、「素」のプランに拘ってきたので、そう考えると残念ながら、マイそくスーパーライトは、受信多め高齢者に持たせるにはそこまでお安くない、かな?
もちろん大手キャリアのプランに比べればお手頃…かと思いきや、実はこの条件だとauのVKプランS(N)にも負けているんですよね🤪
詳しくは以下の記事をご覧ください。

解説

「mineoでんわ」は、アプリ経由での発信にすることで通話料が下がるというものです。

しかし、同じくMVNOのIIJmioやOCNモバイルでは、すでにアプリを使わずとも11円/30秒の通話料を実現しています。
そのため、mineoの「素」プランの通話料の高さが際立つ結果に。22円/30秒は、auなどの大手キャリアと同額ですからね。

マイネオもそれがわかっているからか、10分以内の通話し放題の「10分かけ放題」サービスが従来からある上、2023年2月1日からは、10分ぶんの通話が110円(=110円払えば440円(10分通話分)割り引く)という「10分通話パック」サービスまで開始されました。

え?そういうサービス使えばもっと安くなるんじゃないの?😳

と思ってシミュレーションしてみました。

プラン名基本使用料等通話料SMS送信料ユニバーサル料等合計料金/月年間総額
マイネオ・
マイそくスーパーライト
2508803351,16814,016
マイネオ・
マイそくスーパーライト
(mineoでんわ使用)
2504003356888,256
マイネオ・
マイそくスーパーライト
(10分通話パック)
25055033583810,056
マイネオ・
マイそくスーパーライト
(10分かけ放題)
25055033583810,056
税込価格での計算です。SMSは70文字までの料金で計算しています。

「10分通話パックで(合計)20分通話」と「10分かけ放題(ですべて10分以内通話)」で、「(定額料+)通話料」が同じ値段になってしまいました…🤔

料金シミュレーション特別編

う~ん…。
「10分通話パック」って、文字通り月間の通話が10分以内の場合がお得なんだよね。
じゃあ、その条件でシミュレーションしたらどうなる?

プラン名基本使用料等通話料SMS送信料ユニバーサル料等合計料金/月年間総額
マイネオ・
マイそくスーパーライト
(10分通話パック)
25055033583810,056
マイネオ・
マイそくスーパーライト
(10分通話パック)
(月の通話10分以内)
2501103353984,776
税込価格での計算です。SMSは70文字までの料金で計算しています。

5000円切りキター!😅

とはいえ、今までの各社サービスのシミュレーションで「素」の通話サービスにこだわったのは、

  • 架電の際にアプリを使用すること
  • 〇分以内通話の徹底

などの「安く上げるための条件」を、高齢の親に徹底させるにはなかなか難しいのではないか、と思っているからです。

家族との通話ならともかく、お友達とのおしゃべりで、ついつい「1通話10分超えちゃった…」ってこともあるでしょうし。

厳しい条件ながらも「ほぼ受信専用機」には最強プラン?

とはいえ、マイそくスーパーライト+10分通話パック

「基本使用料+(10分以内)通話料」=360円/月

というのは確かに安い…。

通話が10分にも満たない月が年に数回ある、という親御さん向けに「マイそくスーパーライト+10分通話パック」を契約すれば、5000円切りは難しいにしても、最初にシミュレーションした「マイそくスーパーライト+mineoでんわ」の8000円ちょっとよりはお安く上がるかもしれません。

仮に、「10分通話パックで10分以内通話に抑えた」月と「10分通話パックだけど結局20分通話した」月が、それぞれ6か月ずつだったとすると、

(398円 × 6か月)+(838円 × 6か月)= 7,416円!

年間7500円弱、1月あたり600円ちょっととなります。安過ぎだなぁ…あらためて…。

条件は厳しいですが、検討の余地はあるかもしれません。