iPhoneで不安定になった自宅無線LAN接続が、最終的に安定した話

いおぶろぐ宅におけるiPhoneでの無線LAN接続が「安全性の低いセキュリティ」問題で不安定に。問題は無線LAN中継機 tp-link RE205 にあり、RE205のファームウェアアップデート後、「中継元SSIDとRE205が発する電波のSSIDを別にする」というまさかの方法で安定した、という記事を書きました。

ですが、それは(残念ながら)気のせいでした。やっぱり不安定になるときはなる…。

IPV6アドレスが消える

中継器を使っても、いおぶろぐ家ダイニングの一番窓側はWifi電波が弱いのですが(それでも扇形の2つ目までは表示されている)、そこで長時間(30分くらい?)iPhoneでネット見てると、パケットが詰まります。WiFiマークは接続しているにもかかわらず、ネット系アプリの動きが止まってしまいます。

そうなった状態は何が違うんだろ?といろいろ見ていたのですが、気付いたことが一つ。IPV6アドレスが消えている

こっちは元電波につながってるときのWiFi設定なんだけど、赤枠の部分に「IPV6アドレス」あるよね。

こっちは中継後電波接続時にパケ詰まり発生後のWiFi設定。右側のスクショ、赤枠の部分に「IPV6アドレス」ってあるはずなんだけど、勝手になくなってる…。

いろいろ調べてみたんだけど、「勝手にIPV6アドレスが消える」という事例が見つかりませんでした。そしてそもそもこの「IPV6アドレスが消える」ってのがパケ詰まりの原因なのかもわからないし。

iOS14のWiFiとかDHCP周りって、「安全性の低いセキュリティ」絡みで独自のことをやっているのか、よくわからないですね…。

ん? DHCP

固定IP(手動)化

じゃあDHCPを止めて(LAN内)固定IPにしたらどうなるんだ?

いおぶろぐ家のルータは、auひかりレンタルの Aterm BL902HW で、コイツがWiFiの元電波も発してるし、DHCPサーバもやってくれてます。で、DHCPは 192.168.0.20 以降を使う設定にしてあるので、それより前のアドレスである 192.168.0.11 をいおぶろぐiPhoneのアドレスとして、iPhone側を設定します。

結局、これが正解のようです。さらに言えば、DNSをルータのアドレスじゃないもの(たとえばGoogleの「8.8.8.8」とか)にすればより安定するようです。

問題が出るのはiPhoneだけ

そもそも中継器を入れようとしたのが、リビングにある FireTV Stick のWiFi接続を安定化させたかったためです。これは、中継後電波のSSIDを「aterm-*****-a_EXT」とし、FireTVの接続先をそれに固定することでバリ安定し、長時間TVerを見続けていても切れることなく安定してます。

いおぶろぐはときどきリビングでテレワークすることもあるんですが、ノートPCでVPN経由リモートデスクトップも、(昼休み含め)9時間途切れず接続されています。

というように、この問題が出るのって、iPhoneだけなんですよね…。

いおぶろぐ家は2人暮らしなので、2台のiPhoneのWiFi設定を固定IPに書き換えてやるだけで済みましたが、4人暮らしだったりiOS機器がiPadとかも含めて多数あるご家庭は大変かと思います。とはいえ現状、tp-link RE205 で中継した電波でWiFi接続が不安定な問題を解決する方法はどうやらこれしかないっぽいので、頑張って設定してみてください。