CHUWI Minibook のレビュー記事発見!N4100でも意外と使えるらしいぞ!
PC Watch さんは以前からUMPC記事を意外と載せてくれてますが、クラウドファンディング中で出荷までまだ2か月もあるマシンのレビューを持ってくるとは思わなかった…CHUWI MiniBookのN4100モデル…うらやましい。
OneMix3 実機との直接比較しており(ニーズわかってるなぁ)、厚みもほぼ同じ2機。それでいてOneMix3は画面サイズが8.4インチなんだからそっちの方が有利…かというとそうとも言い切れず、MiniBookは向かって左の額縁部分にはインカメラがあるなど、「ただ画面が小さいだけじゃない」って情報が散りばめられていました。
さらに細かい使い勝手の面で言うと、MiniBookは画面上部のフチ部分にゴムを装着している点は評価したい。これによって画面を閉じたときもキーボードとのあいだにわずかな隙間が生まれ、キーボードに残った指の油脂が画面についてしまうことを防いでいるのだ。
こういう情報も本当にありがたい。GPD Pocket 2 では常に液晶が(キーボードの油脂で)碁盤の目になっている筆者…。
そして記事の最後にあるベンチマーク結果(OneMix3、GPD Pocket 2、GPD MicroPC との対決)はとっても意外なものでした。
メモリがデュアルチャネルであることが奏して、ビデオや3Dグラフィックス周りで同じCeleron N4100を搭載するGPD Micro PC以上の結果を残した。
CPUの演算性能にスコアが左右される3DMarkのPhysicsテストやCinebench R20では、Core m3-8100Yを搭載したOneMix 3以上の成績を残している点にも注目したい。処理にもよるが、実コア2つで仮想4スレッドのCore m3よりも、実コアが4基存在するCeleron N4100のほうが高い性能を発揮する場面もあるわけだ。
MiniBookはメモリがデュアルチャネルとなっているため、Celeron N4100の性能をフルに引き出している。CPUのマルチコア絶対性能を重視するのであれば、MiniBookのCeleron N4100モデルも選択肢として入れておきたい。
なるほど、格下CPUではあるものの4コアなので、格上の2コアCPUより常に劣っているというわけでもないのか!いいCPUを選択したねぇ CHUWI は。
記事中のベンチマーク結果表によると「Web Browsing Score」値ではGPD Pocket 2すら上回ってるんだよね。
もともとGPD一社が独占していたビジネス向けのUMPC市場だが、ONE-NETBOOK、TopJoy、そして今回のCHUWIの参入でいよいよ戦国時代に突入した。そのCHUWIのUMPCデビュー第1弾を飾るMiniBookは、UMPCの要であるキーボードについてよく研究されている印象がある。キーボード目当てでUMPCを選ぶなら、MiniBookはかなり有力な候補となる。
弱点は、8.4型のOneMix 3とあまり変わらないサイズと重量、そして5VのUSBで充電ができない点。これを除けば現時点でもっとも完成度の高いUMPCだと言える。
キーボードも出来が良く、廉価版CPUモデルも劇的に遅いわけじゃない。そしてライバルと比べて安い。こりゃ本当に戦国時代だねぇ。
消費者としてはありがたいけど、値段の高騰や、「過当競争によるメーカーの疲弊→どのメーカーの商品も似たり寄ったりになってUMPC自体の魅力が低下」みたいなのは避けてほしいよねえ…まだ早すぎる懸念かもしれないけど…。
ところで筆者は今季まだ何を買うか決めかねてるんだけど、このレビュー記事読んだことでMiniBook N4100版もいいかなと思ってるんですよね。迷ってる対象はGPD P2 Max。やはり8.9インチディスプレイとタッチパッドは大きな魅力。でも正直メモリ16GB+512GB SSDは過剰かなと思ってるんですが、廉価版のCPUは3965Y…これ2コアなんだよねえ…ううむ…。
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