GPD Pocket 2 のキーボードはやっぱり使いにくい

2018年12月21日

UMPCの呪縛

UMPCはその小型さから、キーボード配置が不自由になるのは避けられない。GPD にしろ、ライバル?である One Mix にしろ、最適解は見いだせていないようなので仕方ないといえば仕方ないのだが、それにしたって…と思うところはある。

「半/全」キーはBIOSアップデートで解決

一番のイライラポイントが「半/全」キー(だった)という人も多いのでは。日本向け仕様には独立した「半/全」キーが用意されているにも関わらず、全角入力モードにするには必ず「Alt」+「半/全」を押さねばならなかったのだ、当初は。

フルサイズの英字キーボードだって、「Alt」+「~」を押すんだから同じだろ、という向きもあろうかと思うが、Pocket 2 のキー配列をよく見て欲しい。「半/全」キーが左上ではないのだ。Altキーを親指で、「半/全」キーを人差し指で押そうとすると、左手を少し右回りに回転させねばならず、…つまりワンアクション増えるのだ。これがイライラポイント。

素直に手を置くとこうなり、「半/全」を押そうとすると手を回転させて人差し指を伸ばさねばならない。

これを解消あるいは低減すべく、キー入力フックアプリを導入したりしたのだが、それらが一気に解消する出来事があった。GPD からBIOSのアップデートがリリースされ、「半/全」キーのみで全角入力のオンオフができるようになったのだ。…最初からそうしておいて欲しかった…。

ちなみにBIOSアップデータはこちらの「 GPD Pocket 2 Keyboard Firmware (Japan) 」をダウンロードされたし。

Tab、Enter も地味に使いづらい

見出しのとおりなのだが。Tabはフルキーでは左端にあることがほとんどのため、Escと間違ってしまうことが多い。一時キー入力フックアプリでTabとEscを入れ替えてみたりしたのだが、今度はEscを使いたいときに間違ってしまったりするので、結局やめてしまった。

Enterキーは位置としてはベストポジションなのだが、大きさが通常キーと同じというのがキツい。「ッターン!」と勢いよくEnter押下したいときに勢い余って下の「>」を押してしまった時の悲しさ…。

やたら細くされてEnterの上に配置された「?」キーをどこかに移動し、Enterキーをその場所まで拡張する(つまりJ字型にする)とかすればもうちょっと誤タッチも減るのになあ、と思うのだが、やれるならやってるんだろうなあ…他に「?」キーが居候できそうな場所もないし…。

その他

左端の「A」ボタンが横幅広くなっており、それによって困ることはないのだが、逆にこの場所を有効に使えたら…とは思う。だがこの左に「?」キーを持ってきたら、それはそれで誤タップ増えるだろう…。

ファンクションキーはすべて「Fn」キーとの同時押しで、全角入力中のF7~F10あたりは地味にキツい。とはいえ代替案もないしね…。

結論

「半/全」キー問題が解決されたので、筆者としては残りの問題はすべて慣れで解決できるんじゃないかなあ…といったところです。