またもやジェネリックMiniBookが登場するぞ!またも日本メーカーから!

CHUWI MiniBook のOEM製品と思われるUMPCが日本メーカーから発売されたことは以前記事にしました。

なんとまた日本メーカーから、MiniBook のOEMと思われる製品がクラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」に出ています!その名は「Reevo」!

Reevoの概要・スペック

大阪にあるという株式会社エッジニティさんのプロジェクトです。商品は、8インチの画面を持つUMPC(超小型ノートパソコン)であり、画面は360度回転してタブレット的に使うこともできます。CPU・メモリの組み合わせで Intel N4100 + メモリ8GB + eMMC128GB の「Reevo」、Intel Core i7-8500Y + メモリ16GB + eMMC128GB の「Reevo Pro」の2モデルが設定されています。

MiniBook と違い、筆圧対応スタイラスペンが標準で付属しています。写真を見ても、CHUWI HiPen H3 として売っているものと同じに見えますね。

Reevoのキーボード

いおぶろぐ的にとても評価したいのはキーボードです。キー配列としては MiniBook 日本語キーボードに準じているようで、独立した「半/全」キーを持ち、MiniBook 英語キーボード版には存在しなかった PrintScreen キーもあります。その上で Reevoは、日本語キーボードなのに「かな」印字をしないという大英断!おかげでキートップの見た目がすっきりしていますね。

同じジェネリックMiniBook(といおぶろぐが勝手に呼んでいる)であるMAL-FWTVPCM1は、逆にオリジナルキー配置で日本語入力を快適にしようとした(いい意味で)変態キーボードだったのですが、どちらもUMPCの狭いキーボードで日本人が快適にタイピングをするのにどうしたらいいか、を熟慮した結果が見えて好印象ですよね!!!!

Reevoのお値段

ReevoはN4100ということで、MiniBookの廉価モデルと同じCPUですが、Reevo ProはCore i7を奢るという贅沢仕様になっています(MiniBook の通常モデルはCore m3です)。

Passmark によると、m3→i7 だと、ベンチマーク値は確かにちょっと良い値にはなっているんですが、CPU価格は$100以上高いんですよね。それならCore m3を採用して少しでも価格を下げる、という方向に向かうかと思いきや、Core i7の採用…。Core m よりは Core i の方が日本人には訴求力があるんでしょうか。それとも、N4100との差をわかりやすくするため、あえてCore m よりは高めのCPUを選んだのか。…事実はメーカーさんしかわかりませんが。

しかしその結果、お値段が興味深いことになっています。

まずはReevoの「超早割42%OFF」(「超超早割45%OFF」もありましたが、6/11時点ですでに20台完売済み)。税込37,900円という驚きのプライスになってます。

そしてReevo Proの「超早割40%OFF」(こちらも「超超早割42%OFF」は完売済み)は、税込77,900円。

いおぶろぐでMiniBookのクラウドファンディングを追ってた時の記事を見ると、Core m3-8100Y + 16GB + 512GB 版が$628。MiniBook にはスタイラスペンは標準では付属していないので、それを考慮すると Reevo Pro と MiniBook のクラウドファンディング価格はだいたい同等かな、と思います。

MiniBook のN4100版については、スーパーアーリーバードの時の記事を見てみると、$399。ざっくり45,000円弱くらいでしょうか。それでも当時激安!と感じましたので、さらにスタイラスペンが付属して37,900円というReevoは、マジで衝撃的な安さですね。

とはいえ、クラウドファンディング価格での比較であって、将来的な一般販売予定価格はそれなりにします。特にReevo Proの予定価格は129,000円。これは OneMix3Proプラチナエディションの日本公式サイトでの6/11時点の販売価格より1万円安いだけです。OneMixのCPUはCore i7-10510Y、スタイラスは4096段階とReevo Proより上なので、それを考慮するとほぼ同じ価格。しかもOneMixは8.4インチディスプレイと、わずかながらReevo Proより大きいことを考えると、一般販売価格で比較するとReevo Proは若干不利かな、と思います。

N4100版で比較しても、Reevoは64,800円、ライバルであろうMAL-FWTVPCM1は59,800円ですのでちょっと高いですね。メモリが8GB、スタイラスが付属。これらがReevoのアドバンテージです。さすがにこの時代、メモリは8GB以上ないと厳しいと思うので、5,000円高くてもReevoかな、とは思いますが。

まとめ

国内メーカーからまたもやUMPCが出てくるとは嬉しい限りです。クラウドファンディング後の一般販売予定価格で考えてしまうとライバルと比べてアドバンテージは微妙…と思いますが、クラウドファンディング価格ではとてもエキサイティングな商品だと思います。まずはファンディングの成功を祈りたいですね!