まさかのドンキから!7インチUMPCが出たぞ!
当ブログにいらっしゃるようなガジェット情報感度の高い皆様にはもう周知の事実かと思いますが、小売店を展開するドン・キホーテから、7インチ画面を持ち、360度画面が展開する、いわゆる「ヨガ・スタイル」のUMPC(超小型ノートパソコン)「NANOTE」が発売されました!しかもお値段19800円(税抜)!
しかし驚いたのは、リリースのこの画像を見たとき。
またジェネリックMiniBookが出たのかよ(嬉)!
と思ってしまいましたが、NANOTEは7インチだそうですので、8インチ画面を持つ CHUWI MiniBook のOEMモデルじゃないですね。良かった(←???)。
NANOTEのリリースのpdfにもありますが、ドンキは以前から「情熱価格PC」シリーズとして、特に低価格にフォーカスしたオリジナル製品をリリースしてるんですね。ただ、低価格商品ゆえスペック的に割り切られまくっているので、
「その値段にするためにいろいろ苦労したんだろうなあ…よく割り切ったね…その辺は興味深い…でもガジェオタ的に興味があるスペックではないし使い道がないから要らない…」
ってなってしまうんですよね、ガジェオタ的には。
しかしガジェオタの中でもさらにニッチな趣味と思われてきたUMPCを、まさか日本のメーカーがマスに向けて売ってやろうと考えるとは思わなかった。その意気やよし!
商品名 | 7 インチUMPC『NANOTE(ナノート)』 |
CPU | Intel Atom Z8350 クアッドコア |
OS | Windows10 Home |
ディスプレイ | 7 インチ高彩度液晶 1920×1200(タッチパネル) |
メモリ | 4GB |
ストレージ | eMMC 64GB |
Wifi/BT | 802.11b/g/n, BT4.0 |
カメラ | 前面 0.3MP |
サイズ | 約 181×約 113.6×約 19.6mm |
インターフェース | microSD×1(256GB まで対応)、 Type-C×1、USB3.0×1、 イヤホン×1、microHDMI×1 |
バッテリー | 5000mAh/3.8V バッテリー (約 7 時間稼働) |
付属品 | ACアダプタ、USBケーブル(約1.5m)、 HDMI 変換アダプタ、取扱説明書、 保証書 |
スペックは上記の通り。
CPUは、Atomか…
今の第n次UMPCブームを作ったマシンが GPD Pocket であることは論を俟たないと思いますが、それでさえCPUは Atom Z8750 であり、メモリは8GBあったんですよね(参考ページ)。単純にCPUのベンチマーク値だけの比較でも、Z8350はZ8750の7割もないんですよね。その上でメモリが4GB…。使おうとしても、なかなか厳しい戦いを強いられることが容易に想像できてしまいますね、残念ながら。
とはいえ、GPD Pocket と幅と奥行きはほぼ同じ(若干大きい)、厚みがちょっと増したくらい、というサイズは電子辞書が一回り大きくなった程度の大きさですので、一般の方に対するインパクトは大きいと思います。それでいて画面を360度開けばタブレット的に使えるというのは、
普段は検索とか電子書籍読むとかタブレットで用は足りるんだけど、月一でExcelもがっつり使うんだよね…
というライト層には訴求力が高いのでは?ドンキ側でもそれを認識しているのか、付属品に「HDMI変換アダプタ」が入っているんですよね。これは、NANOTEのmicroHDMIコネクタに刺して、いわゆる「普通サイズ」のHDMIケーブルを使えるようにするアダプタだと推測できます。上記のような「月一でパソコン作業する」という層に対して「そういうときにはテレビに繋いで画面大きくすれば便利だよ!」というのは、なかなか上手なアピールだと思いました。
ともあれ、NANOTEの発売によってUMPCの普及にさらに弾みが付けばいいなあ!
【追記】NANOTEのスペックについて検証してみました。
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