CHUWI MiniBook レビュー記事をまたまた発見!

PC Watch さんに続き、ITmedia さんもCHUWI MiniBook のレビュー記事を書いていました。CHUWIさんからの試用機は一つだけなんですかね、こちらの記事でもCPUはN4100版でした。

やはり技術的な面ではすでに(クラウドファンディングページを日々眺めているような)皆さんならご存知であろうことばかりですが、やはり実際に触った結果出てくる言葉は貴重ですよね。キーボードは皆さん気になるご様子で。こちらの記事ではOneMix2Sと比較されています。

特に顕著なのが、「~」「Del」「P」「Fn」「Ctrl」キーだ。「~」キーは日本語入力ソフトのための専用キーを持たないASCII配列特有の問題でもあるが、MiniBookでは日本語入力ソフトを起動するために「Alt」「~」キーの同時押しが必要になる。OneMix2Sでは、「~」キーが最上段の左から2番目にあったおかげで、「Alt」「~」キーは左手だけで押せた。しかし、MiniBookでは最上段右から3番目にあるので、両手でないと有効にできない。文字入力中にあってこの違いは大きい。片手のアクションだけで済むのと、両手のアクションが必要とでは思考中断の度合いというか影響が全く異なる。

ああ…「~」(チルダ)キー問題はここでもか…。そう考えると GPD Pocket 2 で「半/全」キーが搭載されたのは英断としか言いようがないですな…。MiniBook ではキーボードフックアプリを使ってどこかのキーに日本語切替を割り当てるしかないようですが、それはそれで「どこのキーに割り当てる?」という問題が…。

また、(これはサイズがわずかながら大きくなった影響だが)数字キーの上の段に配置してあるキーの入力時に意識して指を伸ばす必要があり、それが意外と入力速度を遅くしている。特に「-/_」「=/+」キーは文章入力でも利用する機会が多いので影響が大きい。

ああ…そういうキーはプログラミングにも多用するから問題だよ…今から頑張って指の長さ伸ばすか…。

とはいえ悪い話ばかりでもなく、

もう1つ特筆すべきは、最上段右端に用意された指紋センサー付き電源ボタンだ。こちらもOneMix2Sでは通常のノートPCと同様にDeleteキーのつもりで誤って押すことが多く、スリープなどに入ってしまうので被害は甚大だったが、場所は同じ最上段右端ながら、形状が周囲のキートップは明確に異なり、高さも低くしたことでこちらは誤って押さなくなった。

なるほどそりゃ被害が甚大ですが、さすがにそういうことには対策が施されているということですね。

そしてもう一点、重要な指摘が。

ただ、約660gという重量は軽量化を重視するユーザーにとって検討を要するだろう。ディスプレイサイズが10型を超えるクラムシェルタイプのモバイルPCで700g台のモデルがある。100g重くなる一方でディスプレイサイズとキーボードレイアウト、そして、キーピッチが変わることで作業効率が大幅に変わるのは否めないが、価格面では大きな違いがあるので一概には断定できないところでもある。

とはいうものの。筆者は最近仕事で時折13.5インチのノートPCを持ち歩かされることがあるのですが、でかいよ。筆者が持っているのはそこまで小ぶりでもないビジネスバッグですが、13.5インチノートを入れるとジッパーが閉まらない…。1.5kg弱の重さは、13.5インチノートの中では標準あるいは軽めなこともあって気にならないのですが、タテヨコがどうしても気になるんですよね。MiniBookの660gというのは、おそらく「そのフットプリントからすれば意外なほどずっしりしている」という意味なのでしょうが、筆者からすれば多少重かろうがタテヨコが小さいほうが助かりますね。

MiniBookは8型ディスプレイを搭載したことでキーボードのサイズに余裕ができ、一部のキーを除くとキー入力の効率は大きく改善した。ボディーサイズは大きくなったものの、設置場所の条件としては7型ディスプレイ搭載の超小型PCと変わらない。キーボードの使い勝手を重視し、かつ、どこでも置ける超小型PCを捜しているなら、MiniBookは有力な選択肢だ。

だ、そうです。ああ、欲しいな…。