骨伝導イヤホン AfterShokz TREKZ air を買ってみた話

世の中にはカナル型イヤホンが苦手な人もいる

いおぶろぐの中の人の家族(女性)は、本人曰く「耳の中の形がヘン」なので、耳の中に押し込む「カナル型」イヤホンが使えない、という。耳からすぐ落ちてしまうんだそうだ。いおぶろぐとしては、それは耳への押し込みが足りないか、イヤーピースが大きいんだろうから小さいのに付け替えれば解決、と思うのだが、本人はやりたがらない。耳の中に何かを押し込むことがそもそもイヤなのだろう。それはそれで仕方ない。カナル型イヤホンを使わなければいいだけだ。


でもそれで困るシチュエーションがある。ジムでランニングマシンやエアロバイクを使っているときに音楽や備え付けテレビ音声を聞く場合だ。カナル型がイヤだからと言ってオーバーヘッド型を使うわけにもいかない。汗などの防水面からもそうだし、なにより(カナル型に比べれば)重く、運動するには違和感がある。

現実的にはこの写真↑のようなことは無理ですよね…

カナル型苦手な人向け、骨伝導イヤホンというソリューション

特に「イヤホンを探す旅」に出たわけでもないある日、それは本当に偶然の出会いだった。何の気なしにビックカメラに寄って、本当に偶然にイヤホンコーナーをぶらついていたのだ。

そしたら出会った、AfterShokz。

骨伝導イヤホン自体の存在は知っていたが、こういう製品があることは知りませんでした。

ところで「骨伝導」って何よ?

鼓膜を介してではなく、頭蓋骨を介して音波が内耳、さらに中枢神経へと伝わること。聴覚障害者のための補聴器や携帯電話、耳を隠さない形のヘッドホンなどに利用される。骨導。

(大辞林 第三版)コトバンク

鼓膜ではなく骨を伝ってくる音を聞くということですね。「外部の騒音が大きい環境でイヤホンの音もしっかり聞き取らねばならない」といった、特殊なお仕事用途(工事現場とか)の製品が多いんだろうと思っていたんですが、まさかのオシャレ系製品。

カナル型イヤホンはイヤーピースを内耳に押し込む「だけ」ですから、激しい動きなどで外れる可能性がある。骨伝導イヤホンならある程度頭に押し付ける作りになっている(そうしないと骨に伝わらない)ので激しい動きにも耐えられる…のか?そういう意味でスポーツイヤホンに骨伝導という技術を使うことに説得力はある…のかな???

主に経済的な面から少し躊躇しましたが、結局購入しました。買った機種は TREKZ air というモデル。

開封と使ってみた感じは別記事にて。