これってUMPC? Lenovo Foldable PC にはなぜときめかないのか

2019年5月23日

Lenovo がおりたたみPCを披露したよ!といくつかのニュースサイトが報じています。

ThinkPadから世界初の折りたたみディスプレイ採用で900gの2in1

画面が曲がるノートPCをレノボが発表、折りたたみ端末は「台風の目」になる

皆さんの頭の中に浮かんだのは、Sony Tablet P ですよね?

出典:ソニーHP

まあこのときはAndroidのバージョンも若かったし2画面対応アプリもほとんどなかったから仕方ないかもしれない。でもこの後もMEDIASとか出ては「変態端末w」と言われて消えていったじゃないか。だのになぜまた無謀と思えるチャレンジをするのか…。

というか、我々(とあえて言う)ガジェットマニアが飛びついて然るべき「2画面端末」、マニアの飛びつきが悪い(ように見える)のはなぜなんでしょうね? 逆に、GPD Pocket のような「ただ小さいだけ(とあえて言う)のWindowsノート」にマニアが飛びつく…。

結局ガジェットマニアとは言え「ちゃんと使える端末」にしか食指が動かないってことなんでしょうね。私も持ってた IBM WorkPad、PC-110 ともに「ちゃんと使える」マシンでしたからね、当時としては尖ってたですけど。

結局メーカーの「ほら便利でしょ?」っていうのが受け入れられる確率って案外低いってことでしょうね。そういう意味では昨今のUMPCのYOGAスタイルもそうなんじゃないかと思っていて、アレをやめて普通のノートスタイルにして値段を下げればさらに消費者は喜ぶと思うんですよね。 だってごろ寝タブレットとして使うならiPadかせめてAndroidタブだろうし、500g近いWindows10マシンをわざわざタブレットモードにして使う人っていない気がするんですけどね…。

話がだいぶ逸れましたが、今後おりたたみPCが伸びていくためには、便利に使えることが必要じゃないでしょうか。それはつまりキーボード使用などの2画面切り替えがストレスなくできることであり、それにはOSレベルでの対応が必要だと思うんですよね。Lenovo は Microsoft に上手く働きかけることがでしょうか…。

とは言えこういう「変態端末」の中から小さい芽が出て、新たなギミックの一つに育つ、というのはわかっているので、体力のあるメーカーさんは今後ともチャレンジを続けて欲しいのであります、一消費者としては。